グループ事業
ファインケミカル事業
原材料調達からCMC研究開発、
商用原薬生産から商用製剤製造まで
ファインケミカル事業は、CMC事業*1、CDMO事業*2、調達プラットフォーム事業の3事業を柱とし、医薬品開発・製造分野において幅広く展開しています。
CMC事業は、開発ステージに適した医療用医薬品の研究開発、治験原薬・治験薬製造などのサービスをハイレベルで提供しています。
CDMO事業は、固形製剤、注射製剤の治験薬製造から商用製造が可能な設備を有しております。注射設備においては、日米欧の3極PIC/S GMPに準拠するカテゴリー5相当の封じ込めに対応しております。
調達プラットフォーム事業では、多彩かつ高度な大量製造技術を活かし、ジェネリック医薬品の商用原薬の製造、新薬の中間体および原薬の受託製造を手がけ、国内外の信頼あるメーカーから、各種原料・中間体、添加物等の調達と販売をおこなっています。
また、独自の合成技術を活かし、環境に優しく高品質・低コストで、ペプチド原薬の製造プロセスの開発・技術移管・ライセンス事業をおこなうほか、創薬インキュベーション事業として、ベンチャー等への出資を通して、国内の新薬開発に貢献しています。
*1 CMC : Chemistry, Manufacturing and Control,
*2 CDMO : Contract Development & Manufacturing Organization
- 解熱鎮痛消炎剤
- 血管収縮剤
HBC・食品事業
ヘルス&ビューティーケア、食品に関わる
原料から製品まで幅広くご提供
HBCとは、「Health & Beauty Care」の略称です。
HBC・食品事業は、主に化粧品と加工食品の領域で原料と一般消費者向け商品の事業を展開しています。
化粧品事業では、国内外の化粧品関連企業様に対して独自性を強みとした化粧品原料を販売しています。また、自社ブランドをはじめとする一般消費者向け商品をeコマースや小売店を通じて販売しています。
食品事業では、食品関連企業様に対して豊富な品揃えと情報量を強みとして加工食品と機能性食品の原料販売を展開しています。また、独自技術を強みとする受託加工製造や一般消費者向け商品の事業も展開しています。
お客様の課題を解決すべく、各事業の機能を「深化」し、新たな取り組みにより機能を「進化」させています。
- 1,3-ブチレングリコール
- 天然植物エキス
- アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム
- ティートリーオイル
- 酵母エキス
- 乾燥ポテト
- トマトパウダー
- 畜肉エキスパウダー
医薬事業
医薬品や化粧品を通じて
人々の皮膚の健康維持に貢献
医薬事業は、医薬品ならびに化粧品の開発・製造・販売をおこなっています。
医薬品は、軟膏やクリーム・ローションなどの半固形製剤の開発・製造・販売や錠剤・散剤など固形剤の製造・販売をおこなっています。特に、主力の皮膚外用剤としてステロイド外用剤は10成分25品目、抗真菌外用剤は6成分12品目と様々な成分・剤型を用意し、皮膚疾患治療の基礎となる薬剤をニーズに合わせて提供しております。長年の医薬品製造で蓄積した技術、徹底した製造管理・品質管理、MRによる情報提供活動により、安心して使っていただける医薬品をお届けしています。
また、化粧品として美容施術の前後にも使用していただける医療機関専売化粧品「ナビジョンDR」ブランドを展開しています。皮膚領域における医療関係者との絆を強みとし、美容医療をより身近な存在と感じ、肌をより良いコンディションに整えたい方々をサポートしています。
- ジェネリック皮膚外用剤
- 一般用医薬品(うがい薬、ビタミンCなど)
化学品事業
きめ細かいサポート体制で多様なニーズに
お応えする表面処理薬品メーカー
化学品事業を担っているメルテックスは表面処理薬品の先端を目指して研究開発や新しい製造方法の開発に注力しています。メルテックスの薬品は4つの大きな市場セグメントに対し高品質高性能の薬品を提供しております。プリント基板セグメントに対してはビルドアップ基板を中心に高機能ビアフィル用めっき薬品や精度の高いシード層エッチング液を、電子部品セグメント向けにはMLCC素材に適応したすずめっき薬品を、半導体セグメントではセンサーやパワーモジュール向けに種々薬品を提供しています。
また、今後変化が大きい自動車用途向けについては、新しいニーズにお応えすべく開発を進めています。メルテックスは「お客様の不・用事を解決することを通じて社会に貢献する」を理念とし開発に取り組んでいます。
さらにグループ会社である東京化工機ではプリント基板製造に欠かせない装置を製造販売しており薬品と装置の総合的なソリューションを提供します。
- プリント配線板用薬品
- 電子部品用薬品
- 一般めっき用薬品
- 半導体用薬品
ソーシャルインパクト事業
石川県珠洲市を拠点に地域社会と協力関係を築き、地域資源を発掘し、そこから社会課題の解決につながる新規事業を創出
ソーシャルインパクト事業では、社会的な課題の解決を目指す事業を展開しています。特に地域社会と共に事業を創り上げる地域共創型事業に力を入れています。 2014年に「まち・ひと・しこと創生『長期ビジ ョン』」が策定され、人口急減・超高齢化の進展、将来の地域社会の存続危機という課題に対する政策が実行されてきました。その結果、社会的な課題の認識は進みましたが、それらの多くは未解決です。 能登半島の最先端に位置する石川県珠洲市に拠点を置き、地域の皆様とともに、1次産業、エネルギー、ツーリズム、人財、教育の領域における地域共創事業を展開し、循環型地域経済の構築に貢献します。