代表メッセージ

「クスリのイワキ」から「サステナビリティのアステナ」へ

当社の創業者である岩城市太郎は、1923年(大正12年)9月1日、関東大震災に見舞われて薬種問屋を営んでいた店舗を焼失。その2日後、親戚や従業員からお金を借りて、単身で大阪・道修町まで薬を仕入れに行きました。当時、医薬品は自由価格で取引されていたこともあり、東京の医薬品相場は高騰に高騰を重ねましたが、市太郎は頑なに定価販売を継続。以来、「東京でクスリを買うならイワキ」と、お取引先様にご評価頂けるようになったと伝えられています。こうした市太郎の経営姿勢は、「誠実」「信用」「貢献」という、当社グループの基本的信条となっています。

 

それから100年、当社グループは大きな変革の時を迎えています。2021年(令和3)年6月1日、持株会社体制への移行を機に、社名をアステナホールディングス株式会社へ変更。石川県珠洲市に本社機能の一部を移転してSDGsプロジェクトの研究開発を行うなど、「産業のサステナビリティ」を高めるプラットフォーム戦略、「技術のサステナビリティ」を高めるニッチトップ戦略、そして「社会のサステナビリティ」を高めるソーシャルインパクト戦略という3つの戦略を基本とした企業グループへの進化を始めました。 

「クスリのイワキ」から「サステナビリティのアステナ」へ。皆さまと共に、次の100年を歩んでいくことを願っております。

2021年6月1日
代表取締役社長 岩城 慶太郎