トップメッセージ

100余年前、創業者・岩城市太郎は関東大震災で店舗を失いながらも、翌々日に大阪へ薬を仕入れに向かいました。東京の相場が高騰する中、彼が守ったのは「定価販売」という信念。「東京でクスリを買うならイワキ」と信頼されるようになったのは、そこからです。

 

その信念は、今もグループの根底にあります。「誠実」「信用」「貢献」——この基本的理念が、すべてのベースとなっています。そしてこれに「変革」「連携」を加えた「SPIRIT」が、グループの行動指針として根付いています。

 

2021年の持株会社体制への移行を経て、私たちは5つの事業領域(ファインケミカル、HBC・食品、医薬、化学品、ソーシャルインパクト)で成長を続けています。各領域で「ニッチトップ」「プラットフォーマー」といった明確なポジションを確立し、M&Aも取り入れ高付加価値化を推進しています。

 

同時に、成長によって生まれた価値をいかに分配するかを重視しています。株主への還元はもちろん、継続的な事業投資、そして人的資本と社会へ——付加価値を適正に分配する「分配経営」を実践することで、パイ自体を拡大させることが持続可能な成長への道と考えています。

 

石川県珠洲市への本社機能移転は、この哲学の実装を象徴しています。地方が抱える課題がすべて詰まったこの地で、私たちはソーシャルインパクト事業を展開。地元の原材料を活かした化粧品開発や、コメ、ラフマ、レモンなどの栽培に取り組んでいます。「地域も儲かり、我々も儲ける」——経済価値と社会価値の同時創造を実現します。

 

「3つのサステナビリティ戦略」に基づいた持続的成長。それは、グループの役職員一人ひとりが、ステークホルダーの皆様の幸せに直結する行動を心がけることから始まります。





2026年 2月 26日
代表取締役社長
瀬戸口 智